屋根の塗装・メンテナンス

屋根の種類とメンテナンス時期の見極め方

屋根は大きく分けて4種類の素材があります。
素材によって耐用年数が違いメンテナンス方法にも大きく違います。


・スレート系


化粧スレート、カラーベスト、コロニアルと呼ばれています。
素材はセメントを繊維と一緒に高温高圧で形成したものです。


厚さ5ミリほどで薄く軽いです。
耐震性に強く、耐候性にも優れています。


耐用年数は30?50年ですが外壁と同じように塗料の塗膜が劣化するので塗り替えが必要です。
塗り替えも外壁同様、10年ごとのメンテナンスです。


最近では30年以上塗装しなくてもイイ(値段は高い)素材もでているそうです。


劣化が進むと屋根材が脆くなっているので屋根の上での作業ができないので塗り替えができないケースがあります。
この場合、古い屋根の上に軽い金属の板をのせるカバー工法のリフォームが一般的になっています。


別の素材で天然スレートがあります。そもそもスレートとは粘板岩のことで、詳しく言うと
玄昌石(げんしょうせき)を使った屋根を天然スレート葺きといいます。


石なので重たいですが耐久性がすごく高いです。
見た目の質感も美しく魅力的ですが高価です。


・粘度瓦


粘土を形成して焼いたものが瓦です。瓦には釉薬瓦、無釉瓦、いぶし瓦があります。


釉薬瓦は粘土を焼いてから釉薬をつけ高温で焼きます。
釉薬は高温によってガラス質に変化しますがそのガラス質の膜があるので水に強くほとんど劣化しません。


耐久年数は半永久的。
昔よく見かけた青色の瓦屋根はこの釉薬瓦です。釉薬には色んな色があります。


無釉瓦は釉薬をつけていない瓦です。海外でも使われているもので、スペインやフランスなどで
使われているスペイン瓦(S型瓦)やラコッタ瓦、国内だと沖縄の赤瓦が有名です。


窯の中の位置で独特の模様がでるので風合いを楽しめます。
洋風の家に使われます。耐用年数は40から50年。


いぶし瓦も釉薬をつけずに焼き上げますが、松材や松葉でいぶすことで銀色をしています。
いぶした時に炭素膜が表面につきます。


炭素膜は水を弾きますが時間とともにだんだん剥がれてきます。
耐用年数は40から50年。和風の家にとても合う屋根瓦です。


・金属板


金属板には、銅板、ガルバニウム鋼板などがあります。
金属板は加工しやすく複雑な形の屋根にも使いやすい素材です。


ガルバニウム鋼板は鉄板にアルミニウム、シリコン、亜鉛から作られているメッキ鋼板です。
海岸地域、積雪寒冷地でも使える素材です。
塗膜にフッ素やシリコンを使っているのでメンテナンス周期も長いそうです。


銅板は、和風の家で一段下がった屋根(腰屋根)に使われることが多い屋根です。
酸性雨の影響で耐久性が低下しているそうです。


酸性雨の影響がないころは耐用年数は50年でした。
今は耐久性のために0.35ミリから0.4ミリの銅板を使うのが一般的です。


・セメント系


セメントと砂で作られた瓦です。防水機能がほとんどないので塗料が必要です。
コンクリート瓦と厚形スレート(プレスセメント瓦施釉)があります。


厚型スレートはセメントと砂が原料のセメントモルタルでできています。
瓦の形の種類が洋形、和形、S形、平形などがありますが洋風の家に使われることが多いです。


コンクリート瓦は圧形スレートと同じ材料を使いますがセメント量が少なくなっています。
コンクリート瓦の中にはモニエル瓦があります。


コンクリート瓦とモニエル瓦には違いがあり、
見分け方は瓦の木口(厚さの部分、断面)が凸凹しているのがモニエル瓦で、
つるっとしているのがコンクリート瓦です。


屋根のメンテナンス時期の見極め方


屋根がどのような状態になったら塗り替えやリフォームが必要なのかまとめてみました。


<スレート系>
・色あせている
・コケが生えている(水切れが悪いので放置し過ぎると下地を腐らせる)
・塗膜の劣化
・瓦の割れ
・板金のサビ
・屋根材が反っている


<金属系(トタン屋根)>
・塗膜の劣化
・サビている(サビが進むと穴が開き雨漏りする)


<セメント瓦>
・塗膜が剥がれる(瓦が割れやすくなる)
・コケが生えている
・瓦の割れ、ズレ(水が浸入し下地を腐らせる)
・棟の痛み
・漆喰の剥がれ


その他劣化する部分で、棟押さえ(鉄部)に使われるコーキング材が割れて劣化します。


気温差により金属が膨張、縮小しますが、金属の変化により
打ち付けてある釘が浮いてきてしまうことがあります。


屋根以外のパーツの劣化にも注意が必要です。


いぶし瓦用の塗料というものもあります。


基本的にはいぶし瓦は塗り替えは必要ないのですが
最近出来たいぶしコートという塗料で塗り替える事が出来ます。


陶器瓦にも使うことができいぶし瓦風にすることもできるそうです。




>>【外壁塗装の費用相場ナビ】相場料金を事前に知る!失敗しない外壁塗装 トップページへ戻る