外壁塗装する前に知っておきたいこと

外壁塗装に使用する塗料の種類

樹脂(硬化剤)


塗料の成分に樹脂があり大きく分けて4種類あります。
フッ素、シリコン、ウレタン、アクリルです。大きな違いは価格と耐用年数です。


・フッ素  15?20年
汚れがつきにくく耐久性がある。美観性が良い。が、とても高価。
1缶(15?16?) 4万?10万円以上   


・シリコン 10?15年
一般的に1番使われている塗料。防水性が高い。ひび割れやすい。
塗膜の透明度が高く、ツヤがある塗料。
ウレタン同様、機能とコストのバランスがイイ。1缶 1万?4万円以上


・ウレタン 7?10年
アクリルよりも耐久性がある。値段と機能のバランスがいい。
ウレタン弱溶液2液形をすすめる業者も多い。
1缶 1万?2万円以上  


・アクリル 5?7年
価格が1番安い。耐久性が低くヒビ割れしやすい。外壁にはオススメできない。
1缶 5千?1万円以上


一般的に一番使われてるのがシリコンです。
ただ、シリコンといっても価格の高いシリコン、安いシリコンがあります。


どこを基準に選ぶといいか?
ウェザーメーター(耐候性)です。


カタログなので確認ができるそうですが、シリコンなら3000?3500時間であればいいものです。
もし1000時間という塗料であれば耐久年数が短くなるので別の塗料もないか聞いてみるといいかもしれません。


水性(エマルジョン)・油性(溶剤)


塗料は水性、油性でも更に分類されます。


水性は水で濃度を調節します。ドロドロしていないのて塗装しやすいそうです。値段は安いです。
が耐久性は低くなります。最近では油性に近いものも出ているそうですがやはり油性の耐久性には劣ります。


水性は自然にやさしいということで選ぶ人もいます。
ニオイが気にならない点も魅力です。


また水性は厚膜でやわらかいのでヒビができにくいですが、汚れはつきやすいそうです。


油性はシンナーで濃度を調節します。溶剤タイプとも呼ばれています。
ニオイが気になりますが耐久性で選ぶなら油性です。


劣化部分への浸透性に優れています。
雨天時や低温の時でも乾燥しやすい塗料です。


油性はニオイ強いですが、2.3日で感じなくなる程度だそうです。ニオイは灯油のような感じです。
油性は薄膜で硬く耐久性もありますが、ヒビができやすいデメリットもあります。


モルタルやコンクリートの比率が多いサイディングには水性塗料が向いています。
劣化が進んだ木部へは浸透しやすい油性がいいです。


1液性、2液性


1液性はすぐに塗装できるタイプで素人でも気軽に使えます。
2液性は主剤と樹脂(硬化剤)を混ぜ合わせて使います。混ぜ合わせると化学反応がはじまります。


6?8時間ほどで固まってしまうのでプロが使う塗料だそうです。
天候の影響が大きく、時間が限られているので未熟な職人だと使いこなすのが難しい塗料みたいです。


見積書に「弱溶剤2液性」とあれば上手い職人がいると判断材料にできるそうです。
もし自分で塗装をやるという方には塗りやすい水性がオススメで、
弱溶剤2液性はムズカシイ塗料になります。


塗料の性質(硬質・弾性)


硬質と弾性があります。硬質は硬く、ひび割れやすい塗料です。
弾性はひび割れに適した塗料ですが、膨れやすい塗料です。また硬質より値段が高めです。


弾性塗料には単層弾性と複層弾性があります。複層弾性は中塗りで使う塗料です。
単層弾性は中塗りを仕上げ塗りを兼ねて使います。


悪い業者はこの単層弾性塗料をかなり薄めて使うそうです。
本来、どろどろの塗料を厚めに塗るように作られていますが
薄め過ぎの単層弾性を塗装すると安いアクリル塗料より質が落ちるそうです。


弾性はモルタル外壁などコンクリート系の外壁に向いています。
サイディングには硬質の塗料が向いています。
サイディングに弾性を塗装すると塗料が膨らみやすく向いていないそうです。


硬質と弾性の間に微弾性があります。
これは下塗りのみにあり「微弾性フィラー」のことです。


微弾性フィラーは細かいヒビ(ヘアクラック)を埋めてくれます。
上塗りの塗料の選択が多いのも魅力の1つです。
ただ、大きなヒビ(クラック)には効果は期待できません。


下地の塗料


1回目に塗る塗料は外壁と塗料をくっつけ剥がれにくくする接着剤の役目があります。
プライマー、シーラー、バイインダー、サーフェーサーなどと呼ばれています。


金属部分に使うときはサビ止め塗料というそうです。
他にフィラーというものがあります。これはパテのような素材でひび割れの補修に使います。
中にはシーラーとフィラーを合わせた「微弾性フィラー」もあります。


塗料とシーラーには相性があり、知識が必要です。
もし、詳しくない業者が相性の悪い塗料とシーラーを使っていたら
1?2年後にボロボロと剥がれてきた失敗もあるのでチェックが必要と言えます。


溶剤系の塗料であればシーラーも溶剤系です。シーラーが水性の上に溶剤系の塗料はNG。
シーラーが溶剤系で塗料が水性系は可能ではあります。


その他の塗料


・光触媒塗料


色んなメーカーから出でいる光触媒塗料ですが大手メーカーはTOTO「ハイドロテクト」。
機能は光(紫外線)があたることで汚れを防いだり、抗菌、消臭してくれます。


光触媒はカビや藻も繁殖を防ぐ効果もあります。
もっとスゴイのは大気汚染(排気ガスなど)に含まれる有害物質を分解除去してしまうんです。
自然にやさしい塗料です。


また、超親水性の効果で汚れと壁の間に水が入り込み汚れを浮かせて流してくれます。
長い間、汚れのないキレイな外壁に保ってくれます。
耐久年数は20年ありますが、価格が高価です。


・ガイナ


塗料について調べていると「ガイナ」という塗料を目にします。
ガイナはロケット開発で有名なJAXAが開発した断熱技術を応用して作られています。


特殊なセラミックが入っています。
セラミックは紫外線に強く劣化しにくい素材なので外壁を守ってくれます。


また、熱を通しにくいので夏の熱さを防いでくれます。
冬は温めた室内の気温を保ってくれます。他には防音効果があります。


また、イオンの力で汚濁物質を水分が包み込むので嫌なニオイも防いでくれます。
ガイナのスゴイところは内装にも使えることです。


資材などにも記載のある室内空気環境の安全性がわかる
F☆☆☆☆(フォースター)が内装用ガイナにはついています。(外装用には取得できない)


耐久年数は15?20年です。水溶性。1缶(14kg)白:56,000円 着色:58,000円
http://nissin-sangyo.jp


・外壁仕上げ


<吹付タイル>
コンクリートやモルタルの外壁に使われる仕上げ。
下塗りの上にベースを吹付けその後、模様吹きの上塗りをしていきます。
陶磁器質タイルの風合いがでます。
仕上げの違いで凸部処理仕上げといって凸部を押さえた風合いもあります。
塗料の種類で弾性タイルがあります。コンクリートなどひび割れやすい外壁材には
この弾性タイルが向いています。下地との密着性が高く耐久性に優れています。


<リシン吹付け>
モルタルなど湿式工法の外壁の仕上げの1つです。表面がザラザラしていて
砂壁風の仕上がりでツヤがないものがほとんど。砂壁状の骨材をスプレーガンで
薄く吹き付けます。リシン吹付けにはアクリル系とシリコン系があります。
また弾性リシンといってヘアクラック(細かいヒビ)に対応できる塗料もあります。


<スタッコ吹付>
リシン吹付けよりも厚い(5?10?)仕上げになります。
スタッコ仕上げとも呼ばれ立体感のある重厚な感じになります。
吹付タイルと同じように凸部を押さえるデザインのスタッコ凸部処理仕上げもあります。




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